人と畑の大切なこと

大切なのは、@多様性を維持し、A上手に循環させること、B愛があること。
人も自然も単独ではなく「生命の集合体」である。だから、多様であることの方がお互いに支え合い、バランスが取れて健康であることができる。(人は40兆個の菌に支えられている)何か大切なものが欠けると、バランスが崩れ病気になってしまう。人は一人であって一人でないのだ。
現代の人は科学技術の発展により、一見豊かで贅沢に暮らしているようだが、多様性に欠け自然な状態から離れてしまっているのかもしれない。
「多様性」という言葉は社会のいろんな場面で応用されることがある。多様性を維持するためには、受け入れること、受容する心が必要なのである。(自分だけがという思いには成し得ないことである)
また、生きているものは立ち止まってはならず、常に動き、循環していなければならない。
人も動かないでじっとしていると衰退し病気になる。死に向かう。回復させるためには、よく動き、感動し、循環しなければならない。人もリハビリでは、寝てばかりではなく動かした方がいい。生きることは動くことなのだ。
「生命」とは動きの中にあるのである。利他的であり、愛することによって高められる。
動くとは、愛することであり、生かすことである。

生物の多様性を維持することは畑の健康につながる。生態系の循環が促進されれば野菜も大きく育つ。
畑でも、季節の移り変わり(循環)を楽しみながら、旬の恵みを味わっていこう。
多様なものが支え合い、バランスがとれ、上手に循環してゆく姿は美しいのだ。それをなし得るものが「愛」であると思う。だから神は愛であり、人を生かし自然界を生かす。(必要な物を与え、行き過ぎることもない)人も自然も美しく健康でありえる。
畑仕事においても、あまり手出しし過ぎることなく(欲張って、かき乱すことなく)、自然にゆだねながら、上手に愛をもって手を加えることがバランスを保つことにつながる。自然界は支え合い、循環することによって維持されている。
上手に循環させるためには利他であること、愛(分配、分け与えること)が必要なのである。
また、お互いに支え合い、バランスがとれ、みんなが幸せになるためにも愛が必要である。愛は、美と調和と健康をもたらすものなのである。
そもそも何かを生みだすこと、創造すること、幸せをもたらすためには愛が必要なのである。
以上、これら三つのことに、多くのヒントが隠されている。
愛がある→人を幸せにしたい→利他的になる→必要とされる(生き甲斐)→つながる→支え合う(多様性)→循環する→命が溢れる→理想的な世界

今の時代、多様性と循環が大事であることは既に知られていることである。
知っていながらそれができないでいるのは、愛が足らないからである。自分だけが(自分に近いものだけが)良ければいい。分配しない、受け入れない。恨みの歴史がある、愛し難きものを愛するのは容易ではない。
人の心には限界がある。自己中心な欲望を乗り越えられない。だから、宗教が必要であり、神の愛(本当の愛)が必要なのである。人の心の中に何を宿すかがポイントになる。愛を中心とする新しい価値観が必要なのである。
それは、AIによって解決できるものではない。AIを使って効率は上がったとしても、収奪や対立が巧妙になるだけである。AIに心はない(データによる疑似的な心のみ、本物ではない)。人の心に宿る愛によってのみ平和は訪れるのである。
「神などいない」と知性に驕る人々が、その限界を知り、もう一度愛を求め祈りを捧げるべき時が来ているのだ。
自然農法を極めてゆこうとすると、愛を求めてゆくことになるし、神に近づき、宗教的にならざるを得ない。物事を極めると神に行きつく、愛に行きつく。
最後に必要となるのは「愛」なのである。
人を生かし、自然を生かすのは、神の本質である愛なのである。愛によってのみ共生の道は開かれ、ともに幸せになれるのである。
許す心がなければ受容できない。分け与える心がなければ行き届かない。独り占めしてしまうと循環しなくなる。(格差が広がる)自分のことしか考えなくなると分配されなくなる。どちらも愛の欠如である。
血液が滞ってしまうとみんな死んでしまうのと似ている。ハートが大事である。細胞の隅々まで循環させなければならない。
多様性と循環には愛が必要なのです。
愛がなければ受容できない(多様なものを受け入れられない)、愛がなければ分け与えられない。利他的でなければ繋がらない(必要とされない)、与えなければ循環しない。見せかけを飾り、愛があるようなふりをすることはできても、本物の愛は難しいのです。
自分にはそのような愛がないと気づいた時、人は神さま(愛)を求め、仏さま(慈悲)を求めるのである。自分に固執しているあいだは(自分の損得ばかり考えているあいだは)そのような愛は生じません。神さまと一つとなり、愛となる喜びを見いださなくてはなりません。
人の痛みを自分の痛みとして感じ取り、分け与えなければなりません。
真理だけを知ったとしても、愛がなければ実践できないのです。幸せと平和をもたらすのは愛です。
もし、愛がなければ、エントロピー増大の法則の如く、崩壊しカオスに逆戻りして、やがて消滅することでしょう。しかし、生命がここまで繋がり、発展し、美の世界を繰り広げているということは、愛があるということなのです。(神の存在を信じない人は、愛の存在を信じましょう)
この宇宙に広がり、存在している「愛」と一つになることが救いなのです。
2025.7.14